次世代高速無線通信の行方
孫氏の主張は公平性に欠ける──ウィルコム・喜久川社長が厳しく反論(Itmedia+D Mobile)
次世代PHSのウィルコムには2.0GHz帯を割り当てるよう提案したソフトバンクの孫社長に対し、ウィルコムの喜久川社長は「技術的、制度的に理由がなく、現実的にも不可能。議論は公平性にも欠ける」と厳しく反論。次世代PHSの優位性を説き、「移動データ通信の市場を立ち上げたのはわれわれ。足を引っ張りたいなら引っ張って下さい。われわれには実績がある」とも。
たまには真面目な話題を取り上げてみますが、訪問者の皆様方がご存知のように管理人はWILLCOMユーザー。
なので、ユーザーとして次世代PHSの話題は気になる所なのです(でも、久しぶりにマツケン社長の顔写真が出てたね)
ユーザーサイドとしてはどうしてもWILLCOM贔屓になりますが、孫氏の発言には何だか「ジャイアニズム」的な思いを抱いていたり...
確かにPHS一筋にやっているWILLCOMとしては、「今頃になって別の周波数に行けって何よ」と怒り心頭でしょうねぇ。
申請数の半分しか割当が無いとなれば、各社ともアピールに必死と言う面がありますが(競争相手だし)、「強引すぎる打開案」を提案する事はソフトバンクの今置かれている状況も寂しいものかと。今年の携帯契約者数では「月賦型端末支払方式」「ホワイトプラン」等でユーザー数を増加しているみたいですが、逆に「地方ではつながりにくい」「料金体系がわかりにくい」という逆風もちらほら。
携帯キャリア全体に蔓延している「次の布石が打てない病」ってのもありますが。
サービス、端末ともに「頭打ち」状態ですからね(メーカーによっては複数キャリアとダブっている端末もあるし)
そうなってくると次の一手として次世代高速無線通信への期待となるのでしょう。ただ、単なる「ゴネ」にはならないような展開に持ってくるのが、ブロックバスターとも評される孫氏ですから。はっきり言って「コワイ」部分もあるかと。