入力環境を整えてみる

Palmバイスの環境を再構築する上で、一番重要になってくるのは「文字入力」だと思っています。
いや、PIMブラウザーとして使うならMac上のPalmDesktopに入力すればOKですが、いざとなった場合に直接入力する場合を考えるとこの辺は慎重に選びたいですね。
日本語版デバイスの場合、標準でもある程度は使えますが、やはり「IME」やら「ことえり」が使いにくい場合があるように、もう一手間加える必要性があったりするのです。

その一つとしてPCの世界でよく使われている「ATOK」を導入する事。
専用用語辞書を持っている日本語入力システムは使い勝手が良いです。
ですが、PalmATOKの入手はほぼ不可能に近いですね(OS5を搭載したSONY製端末ユーザーしか購入不可能)

もう一つの選択肢としては、現在Appleに在籍されている技術者増井俊之氏が開発した「POBoxFEP」という予測変換システムを導入する事になります。これは基本的にフリーウェアであるので、ある程度は入手しやすいのではないのかと。

POBoxに関する説明は「みちえるさん」の『ぱむあんりみてっど』に詳しい情報が上がっています。古いページなのでリンク切れ(特に辞書関係)があったりしますが、POBoxを配布しているページは生きてます。

今m505のキャプチャーが出来ないのでテキストの説明になりますが、POBoxは「本体」「辞書」をインストールすれば起動します。設定に関して言えば「環境設定」に「POBoxFEP」のタブが出てくるので、プログラムを有効にすればOK。画面の右下に白抜きの[P]が出てくれば稼働しています。

そして文字を一つ入力すると「推測変換候補」がポップアップしてくるので、欲しい単語をタップすれば入力されるはずです。詳細な部分は慣れるしかありません(汗)

しかし、このPOBoxの弱点は「とにかく学習させないと賢くならない」という事。辞書自体を編集するツールもあるみたいですが、ここは植物を育てるように地道に育成するしかないですね(大汗)

で、私のPalmは「ATOK」と「POBox」の混在環境になっております。「ATOK」に関しては昔々に購入したCDを偶然発見してインストールしております。基本的には短文(1、2行)入力を「ATOK」にして、長文入力は「POBox」と使い分け。短文でも「POBox」を使えば良いのですが、動作が重いので...